2016年1月27日水曜日

国家社会主義ドイツ労働者党と自由民主党

民主党の小川氏が市民連合においての挨拶で、安倍晋三総理大臣がヒトラーに似てきた、と発言した。
安倍首相がアドルフ・ヒトラーに例えられるのは、彼が行政に復帰してから度々あることだ。
少し、考えてみよう。

鳩山元総理大臣は、ヒトラーに似ていたのか?
と、主語をあえて変えて考えてみる。
選挙で大勝した民主党は、脱官僚・政治主導を掲げた。
官僚に問題があるということにして、そして官僚と癒着した政治が悪いとした。
結果をみるに失敗に終わったと思うが、支持率は70パーセントを超えていた。
私は、鳩山元総理がヒトラーに似ているとは思えない。
ヒトラーほど演説がうまかったわけでもないし、ヒトラーほど実行力があったとも思えない。

安倍総理は似ているのか。
類似点はある。
憲法の解釈を変える。
民主的に選ばれた。
「アベしちゃう」と叩かれた姿は面影も無く、はっきりと答弁をする。

私は似ていると思うが、それは大衆にウケの良い方法を勉強して真似た成果ではないかと思っている。
ヒトラーの右腕ゲッベルスは、アメリカの商業広告からヒントを得てプロパガンダを作っていたという。
大衆に嘘を繰り返して言うと信じる等という言葉もあながち嘘ではない。

似ていないと思う点もある。
ナチス労働党は、急激に支持者を増やした。
自民党は選挙で勝ったが、狂信的な自民党信者という人を見かけたことはない。
勢いが欲しい自民党はナチスの手法を真似ようと試行錯誤しているのではないだろうか。

ナチスはドイツ国内・国外を含め既存の勢力を壊そうとした。
だからこそ、戦争が引き起こされた。
自民党は、既存勢力の現れだ。
既存勢力は勢力の保守を求める。
無論、拡大をもくろむが、捨て身はしない。

本当に、安倍首相がヒトラーに似ているのだったら、もっと過激にやっているのではないだろうか。
野党の政治家を投獄したり党本部を破壊したりして徹底的に議会政治を破壊して、低所得年金受給者に三万円を配るなんかよりも大々的な公共事業を打ち立て、償還すると宣戦布告と見なすと言われたアメリカ国債を償還し「やれるもんならやってみろ」と恫喝し、すべての元凶はXXだと言って殺戮する。

こう考えると、ナチス党の執行力・実行力は、自民党の比ではない。
如何に、急進的であったことか!
私は、安倍政権よりも、安倍政権の後の政権の方が過激なモノが出てくるのではないだろうかと睨んでいる。

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